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代表理事挨拶

マネジメントができる管理栄養士をめざそう

 日々、栄養指導やNST活動、食材費のコスト管理など、多忙な業務に奔走されている管理栄養士の皆様ですが、それらの業務が最終的に到達すべきゴールはきちんと設定されているでしょうか?所属施設が地域の中で果たすべき役割、その施設の中で栄養部門に求められる使命をしっかりと把握し、その使命を全うするためのゴールを設定しなければ、いくらご尽力されてもその努力は日々のルーチン業務を超えるものには成りえないと考えます。

 超高齢社会の中で今、管理栄養士の皆様は専門スキルを十分に発揮し、ご高齢の方々の健康と幸せを守っていかなければならないと思います。そのためには栄養管理の専門職として最終的に何を達成しなければならないのか、そのゴールの設定が不可欠となります。そして、そのゴールへの到達に向けて明確な中長期戦略を立て、マネジメントしていかなければなりません。


東京医科大学病院 栄養管理科 科長
一般社団法人 日本栄養経営実践協会
代表理事

 しかし、管理栄養士の養成課程において、このマネジメントについて学ぶ機会は皆無でした。職場で教わることもほとんどないと思います。そこで私たちはこの5月、「一般社団法人 日本栄養経営実践協会」を設立しました。本協会は、経営的観点から栄養管理業務をとらえ、栄養管理の成果をもって施設経営に貢献しうる「栄養経営士」の育成をめざすものです。

 私たちは現在、管理栄養士の皆様に必要不可欠なマネジメントスキルの習得のためのカリキュラムと「栄養経営士」の認定制度構築の準備に取り組んでおります。ぜひともご自身のお仕事を一度振り返り、管理栄養士として生き抜いていくためのマネジメントスキルの必要性をご理解いただき、私たちとともに「栄養経営士」として栄養領域の発展に貢献いただければ幸甚でございます。