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第5回栄養経営実践セミナー 7月17日開催| 2025年4月
「もしも」のときにどうする?
管理栄養士向け災害対策セミナー
日本栄養経営実践協会では第5回栄養経営実践セミナーとして、講師に田中智美理事を迎え災害対策セミナーを開催する。被災したら病院や給食はどうなるのか、被災地に支援に行くときはどうすればよいのか、そのどちらも経験した田中理事が、体験を元に日頃からの備えやいざというときの対応について紹介する。
経験者の貴重な話を聞き、自院での災害対策に活かそう!
北海道札幌市の手稲渓仁会病院に勤務する田中智美理事は、2018年9月の北海道胆振東部地震で病院が被災、断水や調理用食材が届かないといった難局に対面しながらも、それを乗り切った経験を持っている。
また、2024年1月の能登半島地震ではJDA - DAT(日本栄養士会の災害支援チーム)の一員として北海道栄養士会からの派遣チームに参加、他県や現地の医療従事者とともに被災地支援を行っている。
被災者、被災地支援者の両方の経験を持つ田中理事だからこそ、防災でどうすれば良いか悩む人たちに的確なアドバイスができるのではないだろうか。
当日は、1時間のうち最初の20分で北海道胆振東部地震の「被災した栄養部門として」の体験とそれに基づくアドバイスを、次の20分では能登半島地震での「被災地支援に行った管理栄養士として」の体験とアドバイスをいただく予定である。
最後の20分間では、2024年11・12月号の『NMEニュース』に掲載した、能登半島地震で被災し、DMATの拠点にもなった、公立能登総合病院栄養士長の町駒珠美さんからお送りいただいた手記を事務局で代読し、それを元に田中理事に話をうかがう予定である。
病院の貯水槽が壊れ1カ月間断水し、自衛隊の給水車頼みでトイレも調理も思うようにできないなか、毎日3食の給食を出し続けたスタッフたちが、どのようにして切り抜けたのか。何が必要で、どんなことで困ったのか、リアルな声をお届けする。また、参加者からの質疑応答の時間もそのあとに設けている。
災害は時と場所を選ばないからこそ、普段からの備えと心構えが重要である。一人でも多くの栄養経営士・管理栄養士に参加いただき、このセミナーで貴重な経験者の情報を知って自院での対策に役立てていただきたい。
- ◆概要
- 【日時】2025年7月17日(木) 18:30~19:30(予定)
- 【会場】オンライン(Zoomウェビナー) ※後日アーカイブ配信予定(視聴期間2週間)
- 【講師】田中智美先生(日本栄養経営実践協会理事)
- 【対象】:栄養経営士、栄養経営サポーター、管理栄養士・栄養士、病院や施設での災害対策にご興味のあるかた
- 【参加費】栄養経営士・栄養経営サポーター・法人賛助会員:1,000円、一般:3,000円
- 【定員】100名(先着順)
- 【主催】日本栄養経営実践協会
- ◇講義内容
18:30~ 被災病院の栄養部門としての体験
18:50~ 能登半島地震の被災地支援での活動
19:10~ 能登半島地震で被災した公立病院 栄養部の体験記紹介、質疑応答
- お申込み・詳細はコチラ
「もしも」のときに備えをどう活用するかを考えよう
講師:田中 智美
医療法人渓仁会 手稲渓仁会病院 栄養部 部長一般社団法人日本栄養経営実践協会 理事
JDA-DATリーダー
災害は突然やってきます。そこでは想定外のさまざまなことが、次から次へとやってきます。
備えは重要ですが、もっとも大切なのは「その備えをどのように活用するのか」を理解しておくことです。
臨機応変さが求められる中で、「食」は止められません。北海道胆振東部地震で食料難民になった経験と能登半島地震で被災地の支援に関わらせていただいた経験から、日常の備え(物や人のコミュニケーション)のありかたを皆さんと一緒に考えてみたいと思います。
また、互いに助け合う中で、被災地に寄り添うということや、地域の方にとって本当に必要な食支援とはどのようなことであったのかを、お伝えできればと思います。