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新会員サービス「オンラインサロン」 大好評開催中! | 2023年4月

多職種協働やチーム医療のために
医療全体の仕組みを理解することを意識しよう!

本協会の栄養経営士・栄養経営サポーターのみが無料で参加できる「オンラインサロン」。第23回は3月29日(水)18:30より行われました。協会からは宮澤靖代表理事、吉田貞夫理事、山下茂子理事、田中智美理事が出席し、参加者からの質問に対しみんなで意見を出し合いました。

オンラインサロン

関連法規はすべて覚えるのではなく
何を調べればよいかを知っておくことが大事

今回のサロンは「栄養関連以外の法律は何を知っておくべき?」という質問からはじまりました。

最初に答えた吉田理事は「産業医になると労基法(労働基準法)は必ず学ばされる。基本的なことはシフトを組むときなど必要かもしれない。ただし覚えなくても、随時参照できればよいのでは」と語りました。

田中理事からは「労基法が変わり、自院の幹部職員はそのレクチャーをよく受けている。法律以外にはDPCのしくみとか看護必要度の話などを知っておくとよいと思う。そうすれば、他部署との協働で、看護師やリハ職が何を考えて動いているのかがわかる。もっと医療全体の仕組みを理解することを意識しておくとよいと思う」とアドバイスがありました。

山下理事からは「昔は手段が限られていたので、新しいことを学ぶために管理栄養士が出ないような研修会にも参加して勉強した。今は何を調べればよいのかさえわかっていれば、ネットを使っていろいろなことが調べられる。うまく活用してがんばって」とエールが贈られました。

宮澤代表理事は「労基法はマネジャーとしてはある程度知っておいた方がよいが、あとはその都度専門家に聞く、検索するでよいと思う」と言い、他の理事と同じ考えだと話しました。また「薬事法について管理栄養士はあまり知らないが、例えば厨房で経腸栄養剤を冷凍するとか成分栄養剤を混ぜるとかを行うと、薬事法違反になる。液体、粉末の形状を変えられるのは医師と薬剤師だけ。『ちょっとこれ凍らせて』なんてよく聞く話だが、厳密には違反であることを知っておいて」とあまり周知されていない情報を伝えました。

加えて「DPC対象病院でも自院の係数を知らない人がいる。たとえば、他院が高難度手術を多くやっているからと自院でも増やすと、重症患者が増えて入院期間が延び、群が下がる可能性がある。そんなときに、栄養療法で治癒を進めて入院期間を長引かせないようにするのが栄養部門の役割!」と語り、参加者を鼓舞しました。

専門外のことを学ぶのは大変なことですが、その知識はきっと未来の自分に役立ちます。院内唯一の栄養専門職として、がんばりましょう!

「オンラインサロン」は今後も月に1回のペースで実施する予定です。全国の栄養経営士や理事の先生方と直接交流できる、会員ならではの貴重な機会ですので、ぜひ奮ってご参加ください。

★次回以降のスケジュール&参加申込はコチラから★

3月29日(水)のオンラインサロンの話題

・栄養関連以外の法律などは、どこまで把握しておけばいい?

・電子カルテと給食ソフトの導入で抑えておくべきポイントは?

・摂食嚥下チームが立ち上がることに。栄養科としてどう関わるべき?

・心臓病の特別加算食について納得できないことがあるので相談に乗って欲しい

・認知症で寝たきりの人へのアプローチの仕方で悩んでいます…