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第7回「全国栄養経営士のつどい」東京大会を振り返って | 2022年10月

日本栄養経営実践協会 理事 吉田貞夫

発表者となり勇気を出して新たな一歩を踏み出そう!

吉田先生

今回も、栄養経営士のつどいに参加させていただき、会員のみなさんのご発表をお伺いし、みなさんが日々、現状を改善し、よりよい栄養ケアができる環境となるよう努力を続けていらっしゃることにとても感服いたしました。人材の教育、システムの改善、食材の調達など、お聴きになった会員のみなさんも、さまざまな気づきがたくさんあったのではないでしょうか? こうした取り組みが、来年、さらに大きな成果に結びつくのではないかと楽しみな部分が多々ありました。来年もご発表、どうぞよろしくお願いいたします。

今回ご発表なさらなかった会員のみなさんも、来年はぜひご発表いただけたらと思います。今回のそれぞれのご発表に対して、事務局のみなさんが丁寧にサポートしてくださったそうですので、ちょっと自信がない…という方も、ぜひ勇気を出して、新たな一歩を踏み出してください。取り組みがうまくいった場合だけでなく、うまくいかなかった場合も、何が問題だったか、それを克服するために、今後どのようにしていくべきかをまとめることにも大きな意義があります。きっと同じような問題で困っている人が全国にはたくさんいるはずです。

ところで、今回少し気付きましたのは、文字の小さなスライドが多かったことです。多くのことを伝えたいという気持ちからかもしれませんが、読む人の立場になって、読みやすい、わかりやすいスライドを工夫してみてください。

日本栄養経営実践協会 理事 山下茂子

発表者の姿勢に栄養経営士としてのあるべき姿を確認

山下先生

第7回「全国栄養経営士のつどい」東京大会は「栄養経営士の時代がやってきた-知恵と志で挑む新時代の栄養-」のスローガンのもと、たくさんのご参加をありがとうございました。今回は、現地での発表と動画を交えた水野先生の基調講演、今村先生の特別講演、7人の実践報告と、ネットとライブの内容に大満足でした。

北海道から九州までの実践活動報告は、前半3演題を吉田先生と、後半4演題を真壁先生と座長を務めさせていただきました。毎年のことですが、演者の方々の課題をみつける力、どのように取り組むかの計画力、実践時の姿勢、結果の分析力に成長と感銘を受けました。内容も身近で、難しい問題にしっかり向き合い、周りや他職種を巻き込み、共同体制をつくり、前向きに、情熱を持って向き合う姿勢に、栄養経営士としてのあるべき姿、マネジメント力を確認することができました。同様の課題を持つ方々は、力を得られたことと思います。チャットを使用してたくさんの質問が出され、的確な御回答をいただくことができました。ありがとうございました。

現在、毎月開催している栄養経営士サロンで、抱えている悩みを発言していただき、色々な方々とさまざまな方向からディスカッションしていけば、きっと解決の糸口を探すことができ、一人で悩むよりも早く解決します。交流を深め、親しく情報交換ができる栄養経営士仲間になれるようネットワークを拡大していきましょう。

日本栄養経営実践協会 理事 真壁 昇

あっぱれな栄養経営士!

真壁先生

本大会が盛会に終了した今、発表報告をした栄養経営士は猪突猛進のことと存じます。発表報告をしていただいた演者に敬意を表し、今後の更なるご活躍を祈念申し上げます。

さて、本大会の感想を一言にすれば、想像を超えた「あっぱれな栄養経営士」による実践報告でした。現場で切磋琢磨し質の高い栄養管理を目指す栄養経営士はじめ、管理栄養士育成に係わる議論が行われました。すべての演者が時間を目一杯使ったプレゼンであり、それでもまだ話し足りない演者の眼力に心を打たれました。ひとつ質問をすれば、膨大な情報を議論し合う、まさに世に貢献する仲間の集会でありました。

すべての演者の共通点は、現場の歪みに気づく力、そして情熱を武器に邁進し、無数のアイディアからベストな選択を行い、かつそれを実践につなげる無限の底力でしょうか。どの発表も熱気に溢れた発表報告ばかりで、ハイブリット開催であったことから育児をしながら発表する演者もおり、その熱心な眼を見ただけで、私は涙が溢れました。

来年、栄養経営士が旋風を巻き起こした成果を持ち合い、わが国の医療環境そして栄養部門マネジメントの発展に向け、また仲間として議論し合いましょう!

日本栄養経営実践協会 理事 田中智美

ともに前に進む仲間でありたいと強く感じた「つどい」

田中先生

第7回全国栄養経営士のつどいに、多くの栄養経営士がご参加くださいましたこと、厚くお礼申し上げます。

管理栄養士が自らの役割を確立し、成果を示していく「マネジメント」というスキルを、実践報告のなかで多数発表していただき、課題を抱えながらも1歩1歩前に進まれている姿に感銘を受けました。また、今回の実践報告では当院の統括主任2名にも発表の機会をいただき、栄養部として大切にしてまいりました多職種連携やスタッフ教育について、改めて課題を共有し振り返る機会となりました。多くのご意見をいただくことで、さらなる活動の原動力になったと感じており、この場をお借りし感謝申し上げます。

診療報酬が改定され期待される役割が増える一方、そのチャンスの活かし方によって、この先の管理栄養士としてのあり方が問われる時代になったと感じております。多くの栄養経営士との繋がりのなかから視野を広げてみると、案外身近なところにヒントが隠れていることもあります。今回の様なサロン形式の交流の場を活用していただき、ともに前へ進んでいける仲間でありたいと強く感じた栄養経営士のつどいでした。

来年更にパワーアップして皆さまにお会いできるようがんばっていきたいと思います。